【UEFA EURO 2024】ルーマニア代表 0−3 オランダ代表(日本時間7月3日/ミュンヘン・フットボール・アレーナ)
身体を張ったナイスブロックではあったが、際どい判定となった。ルーマニア代表DFのボグダン・ラコヴィツァンが、オランダ代表のMFティジャニ・ラインデルスのミドルシュートを身を投げ出してブロックした際にボールが肘に直撃。ノーハンドの判定となったが、視聴者の意見は「脇締めてるからセーフ」「ナイスブロック」「これハンド取られてもおかしくない」「審判によってはPK」など意見が分かれた。
【映像】PKなしは正しい? 物議を醸した判定の瞬間
UEFA EURO 2024のグループEを首位突破したルーマニア代表は、グループDを3位だったオランダ代表とラウンド16で激突。20分に先制点を奪われる厳しい展開となった。
1点ビハインドで迎えた49分、疑惑のシーンが生まれる。オランダ代表のラインデルスに敵陣から自陣ボックス手前まで一気にドリブルで突破され、ミドルシュートを打たれたのだ。
このシュートに、ルーマニア代表のラコヴィツァンがボックス内で身を投げ出してブロック。しかし、その際にボールは明らかに膝位に当たっており、オランダ陣営はハンドによるPKを強く主張したが、主審は笛を吹かなかった。
現在の競技規則におけるハンドは、「手や腕の位置が、その状況における競技者の身体の動きによるものではなく、競技者の身体の動きから正当ではないと判断された場合、競技者は不自然に体を大きくしたとみなされる」なっている。ただ、今回のように脇を締めて身体に腕がついていてもコースに腕が出るような格好になると判断が難しく、審判によってはハンド→PK判定になっても不思議はないシーンだった。
それゆえABEMAのコメント蘭も、「スーパーブロックやな」「ハンドにならないように体に腕を付けているのです」「脇締めてるからセーフ」という判定肯定派と、「これハンド取られてもおかしくない」「ハンドですわ」「審判によってはPK」など意見が分かれた。
試合はその後、オランダ代表のFWドニエル・マーレンが2ゴール。ルーマニア代表は0−3で完敗した。24年ぶりの決勝トーナメント進出を果たしたルーマニアの快進撃は、ラウンド16で途絶える結果となった。なお、勝利したオランダ代表日本時間7月7日の準々決勝でトルコ代表と激突する。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)
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