(7日、第106回全国高校野球選手権広島大会1回戦 大竹11―1大柿)

 選手13人で挑んだ大柿が一矢報いた。

 三回、大竹の猛攻にあい7失点。迎えた四回、1死二塁の場面で5番・堀井幾斗主将(3年)が打席に立った。

 高校1年から野球を始め、最初はエラーばかり。苦しい思いをたくさんしてきた。3年間の全てをぶつけようとバットを振ると、中前適時打に。1点をかえし、「よっしゃー」と喜んだ。

 しかし、その後4点を奪われ、五回コールド負け。「大勢の部員がいるチームから1点奪えた。誇っていいと思う。野球を続けてよかった」と目を赤く腫らして振り返った。(遠藤花)

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