(6日、高校野球静岡大会1回戦、常葉大菊川11―3静岡学園)

 春から導入された低反発バットで「打球が飛ばなくなった」と言われるが、常葉大菊川と静岡学園の試合では、両チームから本塁打が出た。

 四回表。常葉大菊川の石黒巧投手(2年)が「チェンジアップで決めようとしたが失投だった」という一球を、静岡学園の四番白石拓郎選手(3年)が左翼席に運んだ。「勝手に体が動いた」という。六回裏には、常葉大菊川の勝亦望向選手(3年)が右翼席へ。「スタンドに届くとは思わず全力疾走した」

 ともに、冬場のトレーニングで下半身や背中を鍛えた体づくりの成果だろうと振り返った。

 試合は常葉大菊川が打ち勝った。2回戦で前回大会覇者の浜松開誠館と対戦する。(青田秀樹)

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