(6日、高校野球静岡県大会1回戦 熱海5―2裾野)

 今春まで連合チームを組み、「運命のいたずら」で対戦することになったチーム同士の対戦は熱海に軍配があがった。

 1年生8人が入部して単独出場が可能となった裾野に対し、部員5人の熱海は特別措置で沼津商から1年生選手4人をレンタルして出場にこぎつけた。互いを知り尽くす両チームによる緊迫した好ゲームとなり、終盤で熱海が突き放した。

 夏の大会では18大会ぶりの勝利を挙げた熱海。12奪三振の快投を見せた矢吹諺(げん)主将(3年)は「一緒にやってきた仲間なのでありがとうという思いです」と相手を気遣った。裾野の飯塚蒼太主将(3年)は「自分たちの分まで多く勝ってほしい。諺は自信を持って投げれば大丈夫」とエールを送った。(南島信也)

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