(7日、第106回全国高校野球選手権京都大会1回戦 桃山11―4向陽)

 桃山の先発投手の新田晃生(こうき)さん(3年)とレフトを守った主将の智己(ともき)さん(同)は双子だ。

 三回、晃生さんは暴投などで先取点を許した。レフトから智己さんが「リズムで投げろ」と声を掛けたが、晃生さんは「自分の世界に入ってしまって、全然聞こえなかった」。

 それでも、四回には二塁走者を2度牽制(けんせい)で刺して失点を防いだ。打っては二塁打2本を含む4安打を放ち、逆転勝ちにつなげた。

 智己さんは「初戦でみんなかたくなり、三回までは自分たちの野球ができなかった。自分も自分のことで精いっぱいになってしまった」と次の試合に向けて改善を誓った。(滝川直広)

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