(8日、第106回全国高校野球選手権鹿児島大会1回戦 加世田3-2鹿児島玉龍)

 第7シードの鹿児島玉龍は八回裏に相手の失策で同点に追いついたが、延長十回タイブレークで勝ち越しを許し、1点差で涙をのんだ。畠添翔主将(3年)は「『甲子園1勝』を目標に、終盤の粘りや徹底力をテーマにしてきたが、あと一歩で甘さが出て、勝ちきれなかった。本当に悔しい」と話した。

 加世田はベンチ入りも含めて選手17人の小さなチーム。昨秋と今春の県大会は初戦敗退だった。福山雅人主将(3年)は「気持ちで負けたら終わりなので、勝つイメージを持って試合に臨んだ。目の前のプレーを一つひとつ全力でできたのがよかった。浮かれることなく練習して、甲子園に少しでも近づきたい」と話した。(安田朋起)

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