県中学総体の先行競技、陸上で最西端の中学校が躍動しました。男子4×100mリレー。予選をトップで通過したのは、沖縄最西端、全校生徒わずか33人という、与那国中学校。

▽相田理公 主将
「教える人があまりいないので、暇な人とかが教えてくれたり、あとはYoutubeとかで自分たちで考えて練習しています。気持ちの部分で負けないように頑張っていきたいです」

スタート直後、100m走の決勝でも6位入賞を果たした1走・月守が快走を見せると、練習してきたバトンパスで、リードを広げます。

上山中(那覇市)も追い上げを見せ、熾烈な優勝争いに。勝負の行方は、アンカー・相田に託されます。

最後は、キャプテンの意地を見せ、突き放した与那国中が、初めて全国大会への切符を掴みとりました。

▽相田理公 主将
「自分の走りができたのでよかったです」「全国でも戦えるところを目指していきたいので、離島だからというのはハンデなんですけど、一番西から、頑張っていきたいです」


優勝した与那国中学校は8月に福井県で行われる全国大会に出場します。

与那国中学校は全校生徒33人、とはいえ18人が陸上に取り組んでいるそうで、刺激しあう仲間は多いということです。九州・全国でも活躍に期待です。(片野達朗)

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