高校野球夏の甲子園を目指す沖縄大会は8日でベスト16が出揃いました。参加60チーム最後の登場となった第3シード宜野座と、夏の甲子園初出場を目指す具志川商業。2回戦注目のカードを戦う両校には、特別な縁がありました。

2022年、コロナ禍で思うように夏の大会を戦えなかった2校は特別な親善試合を開催。以来、夏の大会前に交流を深め、健闘を誓いあってきました。

互いを意識し、切磋琢磨してきた両チーム。集大成の舞台で、気持ちがぶつかります!

立ち上がりは息詰まる投手戦。宜野座のエース、比嘉翔吾が、打たせて取るピッチングでリズムを作ると、具志川商業先発・上原も、球威で押す投球で、失点を許さず、0対0と、締まった展開で序盤3回を終えます。

4回は無死からの連打で2塁1塁とチャンスを作った具志川商業ですが、ここでも宜野座の比嘉が踏ん張り、簡単には先制を許しません。


2死3塁1塁となって、打席には具志川商業の6番・宇地原。ライトの頭上を越す
タイムリー3塁打。2点を奪い試合を動かします。

▽宜野座・比嘉
「自分が2年半やってきたことは全て出し切れたので、自分個人としては悔いはないです」「具志川商業には甲子園にいって俺たちの思いまで戦ってきてほしいです」

ベスト16が出そろった選手権沖縄大会。甲子園まではあと4勝。来週末からはさらなる熱戦が期待されます。甲子園切符を掴むのはどの高校か、決勝は7月21日の予定です。(片野達朗)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。