バレーボール男子日本代表の髙橋藍(22)が10日、都内で取材に応じ、パリ五輪に向け意気込みを語った。

パリ五輪前最後の国際大会となったネーションズリーグでは、ケガの影響により、終盤はリザーブに回っていた髙橋。現在も「痛みがゼロとは言えない」というが「非常に良い形で練習もしているので、うまくケアをしながら」と話す。

8日の壮行会では「インスタグラムフォロワー225万人の高橋藍です」と自己紹介。「フォロワー300万人にするように頑張ります」とユーモアを交え、会場を笑わせた。この日、その意図について「少しボケというかエンタメ性を挟んで言いましたけど、バレーボールをいろんな人に伝えていけるところはこれからのバレーボールも繋がってきますし、今回のパリオリンピックでもいろんな人に伝わっていくのかなと思います」と説明。バレーボールの魅力を伝える使命があると感じている。ちなみに、現在フォロワーは226万人。2日で「1万人ぐらい増えた」ことを明かした。

2024-25シーズンは日本のSVリーグ、サントリーサンバーズ大阪に復帰するが、東京五輪後はイタリアに渡り、3年間を世界最高峰の舞台、セリエAで過ごした。「自分自身がレベルアップするっていうことを考えてやってきているので、その集大成がこのオリンピック」と語り、パリ五輪で全てを出し切るつもりだ。

現在はアウトサイドヒッターとして活躍してるが、かつてはリベロも経験。自身の役割を「ディフェンスのところでチームのリズムを作っていくところ」と話す。「監督からも期待されてる部分」という自身の武器で、「自分とリベロの2人でしっかりとレシーブの軸を作っていくところがまずは自分に置かれている責任なのかなと思っている」。

ネーションズリーグでは、決勝進出を目標に戦い、主要国際大会で47年ぶりとなる銀メダルを獲得した男子日本代表。「今の日本男子バレーはメダルを獲得できる力を持ってる」。「一番いいメダルを獲得することを目標に」1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりの金メダルを目指す。

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