バスケットボール男子日本代表の渡邊雄太(29)が、Bリーグの千葉ジェッツに加入することが同クラブのホームページで11日に発表された。6月に国際バスケット連盟が公式サイトのパリ五輪特設サイトで『渡邊は来シーズン、千葉ジェッツでプレーする』と記載し、すぐに削除されていた。

4月に自身のインスタグラムでライブ配信を行い「日本でプレーすることを決めた。20代は苦労したので、これからは自分のやりたいバスケットをやりたい」と話していた渡邊。新天地となる千葉は日本代表のキャプテンを務める富樫勇樹(30)が所属し、天皇杯では2連覇中の強豪チーム。

自身のSNSも更新し「この度千葉ジェッツと契約させて頂きました。また新たなプロバスケ人生を日本で一からスタートすると言う事で、背番号は「1」にしました。新しい環境での旅の始まりに本当にワクワクしています!今後も応援よろしくお願いします!」とファンにメッセージを送った。

渡邊は2018年にグリズリーズとツーウエー契約を結び、同10月に日本人選手では田臥勇太(43、Bリーグ宇都宮)以来2人目のNBAデビューを果たした。昨シーズンはNBAのサンズで開幕を迎えたが出場機会が減り、シーズン途中で古巣のグリズリーズに移籍。しかしあまり出番は無く、終盤は欠場が続いた。日本人最長となる6シーズン、NBAでプレー。

2度目の五輪に挑む渡邊はこの日、パリ五輪前の強化試合を行うヨーロッパに向け、出発予定。心配された左足の肉離れも、順調に回復していて「問題なく出られるだろう」と前日の会見で現状を報告。“歴代最強メンバー”と言われるように結果を残したいと目標のベスト8へ、移籍先も決定し集中できる環境が整った。

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