(14日、第106回全国高校野球選手権徳島大会1回戦 城西1―8富岡西)

 城西の一番打者、柳生陽琉(はる)選手(3年)が打撃と果敢な走塁で、貴重な1点をもぎとった。

 「どうにかして流れを引き寄せたい」。7点を追う五回、先頭打者の柳生選手はバットを短めに握って打席へ。低めの直球をコンパクトに振り抜き、左前打で出塁した。 「どんどん次の塁へ走って1点取ろう」。相手投手の暴投の間に一気に三塁まで駆け込み、二つ目の暴投で本塁に生還した。

 7回コールドで敗れたが、相手は選抜大会出場の経験もある富岡西。柳生選手は「全力を出しきれた。来年こそ、後輩たちに初戦突破してもらいたい」。(吉田博行)

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