夏の甲子園を目指す高校野球の選手権沖縄大会。ベスト4が決まりました。


夏の甲子園まであと3勝。初優勝に向け、快進撃を見せるエナジックスポーツ。3回戦では前年王者の沖縄尚学を下し、勢いに乗っています


対するは過去4度、夏の甲子園経験がある浦添商業。1回戦から、接戦を勝ちあがり、12年ぶりの頂点を目指しています。

新進気鋭の第1シードと伝統の紫のユニフォームがベスト4をかけ激突しました。


先制は、浦添商業。1回、ヒットのランナ―を2塁に置き3番の友利公哉。

ライトオーバーのスリーベースヒットで、鮮やかに1点を奪います。

一方のエナジックも、先頭・イーマンがセーフティバントで出塁をすると、機動力を生かし3塁へ。そしてバッテリーエラーの間にホームを落とし入れ、同点とします。


その後は、エナジックの玉城琉恩。浦添商業の比嘉大基。両投手が踏ん張り手に汗握る展開となります。


迎えた5回。エナジックはノーアウトから代打の金城琉生。期待に応えチャンスを作ると、続く9番大城陽太郎。


勝ち越しに成功したエナジックはその後も満塁として、3番眞喜志健之朗。スリーベースヒットを放つと、この回一挙5得点とビッグイニングを作り、一気にリードを奪います。


反撃に出たい浦添商業でしたが、後半はエナジック2番手・大城颯斗が圧巻の投球。

守りもノーエラーと攻守がかみ合ったエナジック。第1シードの実力を見せ、堂々初のベスト4進出を決めました。

エナジック・新里哲弥主将
「自分たち一期生が入ってきて3年目、集大成でここまで仕上げられたのは自信を持って戦いきれている。次勝って、甲子園を目標にしているので、そこは頑張っていきたい」


7回には、3番手としてエース左腕・田崎颯士が登場。バッテリーエラーで1点を失いますが、ここからギアを入れ替えます。


最速146kmのストレートを武器に知念の反撃をかわした興南。2年ぶりの優勝へ1歩前進です。

興南・石川駿介主将インタ
「新しく出来た学校が新たに力をつけて沖縄県の高校野球を盛り上げていると感じるが、興南高校は沖縄県高校野球の歴史を作ってきたチームの1つでもあると思うので、そのプライドを持ってしっかり戦い抜くことが出来たらなと思います」

準決勝の対戦カードは、エナジック対日本ウェルネス。興南対KBC高等学院となり、史上初めてベスト4全てが私立校となりました。

特に興南高校以外の3校は広域通信制、また高野連加盟も10年以内と新たな風を感じる顔ぶれとなりました。

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