■MLB ホームランダービー(日本時間16日、テキサス州アーリントン、グローブライフ・フィールド)
MLBオールスターゲームの前日に行われるホームランダービーでドジャースのT.ヘルナンデス(31)が優勝。ドジャース史上初のホームランダービーチャンピオンに輝いた。
29本塁打でナ・リーグホームランキングトップのドジャース大谷翔平(30)は右ひじ手術のリハビリもあって欠場となったが豪華メンバーの戦いをカブスの今永昇太(30)と並んで見守った。まずは出場8人による1回戦、最初に登場したのはナ・リーグの打点王争いでブレーブスのオズーナ(33)、大谷と競っているA.ボーム(27、フィリーズ)、いきなり21本と好記録をマークした。
そして、地元。レンジャーズのA.ガルシア(31)が登場すると大歓声が沸き起こった。巨人でプレーし、昨季はア・リーグで大谷とホームランキングを争い、日本でもおなじみになった選手、3連発4度を含む18本だった。
大谷が会見で「テオに勝ってほしい」と優勝を祈っていたドジャースのT.ヘルナンデス(31)は前半から苦戦。タイムアウトを取ると、T.グラスノー(30)と大谷が激励、ア・リーグのベンチからはV.ゲレーロJr(25)とJ.ソト(25)がやってきた。すると、ソトが大谷に向かって助言するようにアドバイス、大谷も笑顔でT.ヘルナンデスにアドバイスしていた。すると、ボーナスアウトでホームランを量産し、19本と数を伸ばした。
史上最多タイ3度目の優勝を狙ったP.アロンソ(29、メッツ)、ナ・リーグで大谷とホームランキング争いをしているM.オズーナ(33、ブレーブス)が1回戦敗退となった。
大谷の激励と助言でT.ヘルナンデスは準決勝で延長の末にボームを破る激闘を見せた。決勝はB.ウィットJr(24、ロイヤルズ)との対戦となった。決勝で最初に登場したT.ヘルナンデスは疲れも見せずに制限時間2分、球数27球と「ボーナスアウト」で14本のアーチ。プレッシャーの掛かった後攻のウィットJrはあと1本届かずの13本。T.ヘルナンデスがドジャース史上初のホームランダービーチャンピオンに輝いた。
オールスターゲーム前日の恒例行事となっているホームランダービー、今年は選手への負担を考慮して大会形式が変更された。1回戦で全選手が参加、3分または40球の制限時間とホームラン以外は全てアウトカウントとして3アウトまでプレーをし、ホームランの多かった上位4人が準決勝へ進出。3つの「ボーナスアウト」が用意されており、ボーナス期間中に飛距離425フィート(約130メートル)以上の本塁打を放つと、4アウトまで増える。
準決勝からはトーナメント形式となり1位と4位、2位と3位が対戦。ルールは1回戦と同じ。決勝は制限時間2分、球数27球のルールとなる。
【ホームランダービー1回戦】3分間または40球(タイムアウト45秒)
1)A.ボーム(27、フィリーズ) 21本
2)B.ウィットJr(24、ロイヤルズ)20本
3)A.ガルシア(31、レンジャーズ)18本
4)T.ヘルナンデス(31、ドジャース)19本
5)P.アロンソ(29、メッツ)11本
6)J.ラミレス(31、ガーディアンズ)21本
7)M.オズーナ(33、ブレーブス)16本
8)G.ヘンダーソン(23、オリオールズ)11本
【準決勝】3分間または40球(タイムアウト45秒)
B.ウィットJr 17本ー J.ラミレス 12本
A.ボーム 15本ー T.ヘルナンデス 16本
【決勝】2分間または27球
T.ヘルナンデス 14本ーB.ウィットJr 13本
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。