東前頭12枚目の朝乃山は今場所、初日から3連勝したものの、4日目の17日、平幕の一山本に「押し倒し」で敗れた際に左ひざなどを痛めて自力で立ち上がることができず、車いすに乗って支度部屋に下がりました。

朝乃山は名古屋市内の病院で診察を受けて、左ひざのじん帯の断裂などでおよそ2か月間の治療が必要と診断され、日本相撲協会に届け出て、5日目の18日から休場することになりました。

朝乃山の休場は2場所連続13回目で、去年の夏場所に幕内に復帰してからの8場所では5回目です。

師匠の高砂親方によりますと、朝乃山は今後、手術を受ける方針で、復帰には半年以上かかるおそれもあるということです。

朝乃山は3年前に新型コロナウイルスのガイドライン違反で6場所出場停止の処分を受けて大関から三段目まで番付を下げていましたが、ことし5月の夏場所、三役に復帰していました。

ところが右ひざのじん帯を痛めてこの場所を休場し、今場所は逆の足を痛めて休場を余儀なくされ、復帰に半年以上かかった場合、再び幕下以下に陥落する可能性が出てきます。

高砂親方は「本人が一番悔しいと思う。しっかり治して、復活させたい」と話していました。

朝乃山と18日に対戦する予定だった翠富士は不戦勝となります。

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