26日に開幕するパリオリンピック™に向けてバドミントンの日本代表が20日、羽田空港から出国した。

初出場の男子ダブルス世界ランク7位の保木卓朗(28)、小林優吾(29)ペアは、予選リーグで厳しいグループDに入った。同組には第2シードのデンマークペア(同2位)や東京五輪金メダルのチャイニーズタイペイのペアや元世界王者で東京五輪銀メダルの中国の劉雨辰(28)がペアを代えて2大会連続のメダルを狙っている。さらに男子ダブルスの出場ペアが急遽1ペア増え、このグループは他の組より1試合多く戦わなければならない。まさに“死のグループ”となった。ダブルスは各組上位2ペアが決勝トーナメントに進出する。

予選リーグに向け保木は「なかなか面白い組み合わせ」と前向きに捉え、相方の小林も「出だしの1試合目が大事」と気を引き締めた。また保木はサッカーのワールドカップを例にあげ「日本はドイツのスペインと同じ組になって厳しいって言われてましたけど、その中でもしっかり勝ち上がって、決勝トーナメントに行ってやっぱり日本の勢いっていうのも出てきた」と話し、「自分たちは厳しい山にはいますけども、そこを自分たちで何とかこじ開けていけるように頑張りたい」と男子ダブルス初のメダルに意欲を見せた。※写真左から保木選手、小林選手

【予選リーグ グループD】
K.アストルップ・A.S.ラスムセン(デンマーク・世界ランク2位)
保木卓朗・小林優吾(同7位)
劉雨辰・欧烜屹(中国・同9位)
李洋・王斉麟(チャイニーズタイペイ・同11位)
V.チュウ・J.ユァン(アメリカ・同47位)

前回の東京五輪では、混合ダブルスで渡辺勇大(27)と東野有紗(27)の“ワタガシ”ペアが銅メダルを獲得。バドミントン競技は現地時間27日から予選リーグが始まる。

【バドミントン日本代表】
■男子シングルス
奈良岡功大 (23、NTT東日本)
西本拳太(29、ジェイテクト)

■女子シングルス
山口茜(27、 再春館製薬所)
大堀彩(27、 トナミ運輸)

■男子ダブルス
保木卓朗(28、トナミ運輸)、小林優吾(29、トナミ運輸)

■女子ダブルス
志田千陽(27、再春館製薬所)、松山奈未(26、再春館製薬所)
永原和可那(28、北都銀行)、松本麻佑(28、北都銀行)

■混合ダブルス
渡辺勇大(27、BIPROGY)、東野有紗(27、BIPROGY)

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