(20日、高校野球静岡大会3回戦 藤枝明誠11-3掛川東)

 10点差を追う五回裏、1死から安打で出塁した掛川東の松下碧選手(3年)が二盗を決めた。「行けたら行け」のサイン。「行かずに併殺になったら悔いが残る」と覚悟を決めた。その後、敵失に乗じてホームイン。この回に点が入らなければ五回コールドだったが、阻止した。「五回以降は楽しんでやろうという気持ちでやった」

 力を入れて取り組んできた走塁を「出し切れた。やりきった」とすがすがしい顔だった。(斉藤智子)

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