(20日、第106回全国高校野球選手権大分大会3回戦 日本文理大付0―5佐伯鶴城)

 第1試合の一塁側スタンド。佐伯鶴城の新聞部長・斉藤美緒さん(2年)はカメラを持って走り回っていた。選手のプレーやスタンド応援の「瞬間」を狙っていた。

 「スポーツが好きなんです」と笑顔で話す。高校に入学後、家族に勧められて新聞部に。文章を書くことが苦手だったこともあり、「書く力がつく」と思ったという。

 部員と校内の掲示板などに貼る「鶴城新聞」を編集する。大会前には野球部を応援する新聞を作った。「写真の配置や記事のバランスを1ページにまとめるのが難しい」と話す。

 この日、佐伯鶴城は準々決勝へ駒を進めた。次戦は22日、斉藤さんは「学校があるので勝ってもらわないと困る」。準決勝に進めば取材にも応援にも来られる。

 夏休み明けに野球部の活躍を新聞にまとめる予定だ。「甲子園にも行けたらいいな」(大村久)

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