(21日、第106回全国高校野球選手権愛媛大会2回戦 松山西0―7宇和島東)

 松山西の中堅手・近藤凌平選手(3年)が、ファインプレーで失点を2度防いだ。「完璧に自分の守備範囲内。『捕れるな』と思っていった」

 1度目は三回裏2死一、三塁、中前への浅い飛球を足からスライディングキャッチした。

 2度目は六回1死二、三塁、右中間へ抜けるかというライナーをダイビングキャッチした。

 坊っちゃんスタジアムでは観客席の反射光がまぶしいため、サングラスをかけて守備についた。公式戦では初めてだったが「すごく見やすかった」。

 自らのプレーで沸くスタンドの歓声に、心地よさを味わった。

 「強豪の宇和島東を相手に四回まで0―0で戦えた。悔いはないです」。将来は体育教師になって、母校の野球部を指導したいという。(中川壮)

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