■MLB ドジャース 5-2 ジャイアンツ(日本時間24日 ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地のジャイアンツ戦で「1番・DH」で出場し、5打数2安打3打点3三振で打率は.314。今季37度目のマルチヒットをマークした。

前日は7試合ぶりのノーヒットに終わった大谷、この日は“ウーマンズ・ナイト”が開催され、ドジャースの公式SNSでは選手に“好きな女性アスリート”をアンケート。歩く大谷に質問を投げかけると振り向きざまに「My wife」と元バスケットボール選手だった真美子夫人と即答した。

この日、ジャイアンツの先発はJ.ヒックス(27)、今季1度対戦し、3打数2安打1打点。相性の良い相手に1回の第1打席、カウント2-2と追い込まれると、5球目、外角低めのスプリットに食らいついていきファール。6球目は長い間合いを取られてスイーパーが来たがファールとヒックスの揺さぶりに何とかついていった。しかし、7球目、内角低めのスプリットに空振り三振。1回からヒックスに精神的プレッシャーをかけた。

すると2死から3番・F.フリーマン(34)に死球、4番・T.ヘルナンデス(31)に四球とチャンスを広げると、5番・G.ラックス(26)の時にワイルドピッチで2死二、三塁に。するとラックスはライト線へ2点タイムリーツーベース。4連勝中のドジャースが先制した。

しかし、2回、ドジャースの先発L.ナック(27)が7番・T.フィッツジェラルド(26)に5試合連続となる6号ソロ。ジャイアンツでは2004年バリーボンズが7試合連続弾を放って以来、20年ぶり。1900年以降ルーキーの5試合連続ホームランは球団史上初となった。

3回、先頭打者で迎えた大谷の第2打席、カウント2-1からヒックスは一度マウンドを外し、ピッチクロックギリギリまで時間を使い投球、大谷もタイミングが合わずにファールで追い込まれた。そして、5球目、内角高め150キロのストレートに空振りと2打席連続三振に打ち取られた。

2対1とリードで迎えた4回、2死一、三塁で第3打席、カウント1-1から内角低めのスイーパーを上手く拾ってライトオーバーの2点タイムリーツーベース。1打席目に三振したコースをすぐに修正。貴重な追加点を叩きだした。大谷は72打点となり、フィリーズ・A.ボーム(27)の71打点を抜いて、打点王争いで2位に上昇した。

7回、第4打席はジャイアンツ3人目、左腕のTa.ロジャース(33)と対戦。カウント1-1から内角高めのスイーパーに詰まらされ三塁ベンチ前のファールフライ。これをキャッチャーとサードがぶつかり落球。大谷は命拾いした。しかし、4球目、外角低めのスイーパーに空振り三振。左腕の全球スイーパー勝負に抑えられた。

8回、2死一、三塁で第5打席、ジャイアンツ5人目、R.ロドリゲス(24)と対戦。カウント2-2と追い込まれたが真ん中低め159キロのストレートをコンパクトに弾き返し、センター前へタイムリー。ダメ押し点を叩きだした。

チームは先発ナックが5回1失点、大谷の3打点の活躍で後半戦負けなしの5連勝となった。大谷は5打数2安打3打点3三振で打率は.314。タイトル争いでは30本塁打(1位)、73打点(2位)、打率.314(2位)。打率では.315で1位のブルワーズ・イェリッチ(32)に1厘差、打点では1位のブレーブス・オズーナ(33)に6点差となっている。

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