パリオリンピックの開幕を前に、24日、パリ郊外のル・ブランメニル市の道場で開かれたイベントには日本とフランスの柔道関係者や道場に通う子どもたちなどおよそ300人が参加しました。

この中では男子100キロ級のオリンピック金メダリストで、パリ大会で日本選手団の副団長を務める井上さんやオリンピック2連覇を果たした同じく副団長の谷本歩実さんなどが、元フランス代表のオリンピックメダリストなどとチームを組んで、子どもたちとの団体戦に臨みました。

団体戦では子どもたちが果敢に技をかけて一本を奪うと、会場からは大きな拍手や声援が起きていました。

フランスの柔道人口は日本のおよそ4倍の50万人余りと柔道が盛んで、前回の東京大会で初めて実施された混合団体では決勝で対戦し、日本が敗れるなどライバル関係にあります。

井上さんは「フランスチームは時にはライバルだが、時には友人として刺激を受け合ってきた。楽しく交流することができて刺激をもらうことができた」と話していました。

また、谷本さんは「フランスは子どもたちが楽しい柔道を学びながら大きくなっていくので、こういう機会に携わることができてよかった」と笑顔で話していました。

イベントに参加したおよそ1年前から柔道を習っているという7歳の男の子は「ちょっとどきどきしたが、とても楽しかった。オリンピックは強い人の柔道が見たい」と話していました。

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