高知大会は25日、高知市の高知県立春野球場で準決勝2試合がある。第1試合で高知と中村、第2試合で明徳義塾と高知商が激突する。4チームのこれまでの戦いぶりを紹介する。(蜷川大介)

高知 エース平が引っ張る

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高知の平悠真投手

(第106回全国高校野球選手権高知大会、2回戦は高知5―1伊野商、準々決勝は高知12―0須崎総合5回コールド)

 140キロ台の速球があるダブルエース平悠真、辻井翔大のうち、平だけが登板してきた。伊野商戦は序盤に1点リードされたが、中盤に8番打者の片井翔太の内野安打を足がかりに、集中打で逆転した。1~3番を打つ筒井海斗と8番の片井が当たっている。

中村 選手20人全員で全力

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中村の芝海斗投手=2024年7月22日午後0時33分、県立春野、蜷川大介

(第106回全国高校野球選手権高知大会、2回戦は中村9―1高知農7回コールド、準々決勝は中村7―1岡豊7回コールド)

 選手20人全員がベンチ入りし、甲子園を目指してきた。高知農戦は市川倖太郎、窪田瑛の継投で守りは無失策。岡豊戦は芝海斗が投げ無失点。

 3番打者の芝海は2試合の8打席で7回出塁し、8番打者の川添楓季も岡豊戦3安打と振れている。

明徳義塾 光る堅守、下位打者も長打力

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明徳義塾の4番打者、竹下徠空(らいあ)選手=2024年7月23日午前10時38分、県立春野、蜷川大介撮影

(第106回全国高校野球選手権高知大会、2回戦は明徳義塾4―2土佐塾、準々決勝は明徳義塾8―0小津7回コールド)

 内山瑠唯、池崎安侍朗の左腕2人を中心に堅守で支える。土佐塾戦は前半に1点リードされるなか、暑さで選手交代が相次ぎ心配されたが、下位打線の長打で試合をひっくり返した。昨年も4番を打った竹下徠空(らいあ)は計4打数で2塁打2本と当たっている。

高知商 2試合連続、2桁安打で猛攻

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高知商の岡村宝投手=2024年7月23日午後2時39分、県立春野、蜷川大介撮影

(第106回全国高校野球選手権高知大会、2回戦は高知商9―2梼原8回コールド、準々決勝は高知商7―0高知中央)

 制球のよい下元理巧が先発し、身長190センチから速球を投げ下ろす岡村宝に継投してきた。梼原戦は14安打、高知中央戦は12安打と全員がよく振れている。なかでも4番打者の市川蓮斗は、四球や敬遠の多いなかで計4打数3安打と力強い。

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