陸上男子走り高跳びのジャンマルコ・タンベリ選手は26日、セーヌ川で行われた開会式に、イタリア選手団の旗手として参加しました。

しかし、降りしきる雨の中、勢いよく旗を振っているうちに、結婚指輪が指から外れ、川に落ちてしまったということです。

タンベリ選手はインスタグラムでこのいきさつを説明したうえで、「雨のせいか、この数か月でやせすぎたせいか、それとも抑えの効かない熱狂のせいだったのか。指輪が水の中に落ちる瞬間は永遠のように感じられた。愛する人よ、本当にごめんなさい」と、妻に謝罪しました。

それでも、「もっと大きい『金(きん)』を手にして帰れる幸運に恵まれますように!」と締めくくり、8月10日に行われる走り高跳び決勝での金メダル獲得へ気持ちを切り替えていました。

タンベリ選手は前回の東京大会では、同じ記録で並んだカタールの選手との決着をつける試技を話し合いで打ち切り、ともに金メダルを獲得したエピソードでも話題となりました。

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