照ノ富士は28日、名古屋場所の千秋楽で、12勝3敗で並んだ平幕の隆の勝との優勝決定戦を制し、ことし初場所以来となる10回目の優勝を果たしました。

一夜明けた29日、照ノ富士は名古屋市瑞穂区の伊勢ヶ濱部屋の宿舎で会見し「目標のひとつとしてふた桁優勝を目指していたので、自分の中で約束を果たせた。応援してくれている人たちにも約束していたことを守ることができて、ほっとしている」と振り返りました。

また、今場所の自身の相撲については「目指したのは立ち合いで相手に圧力かけて自分の重さをぶつけていく相撲で、それに近い相撲が取れたという思いはある。今がいちばん自分の中で理想的な相撲を取っている」と手応えを口にしました。

その上で一人横綱が続く状況を踏まえ「入門から14年間やってきて今の力士がいちばん強いと感じている。自分が序二段に落ちたときは横綱になるとは誰も考えていないわけで、誰が次の横綱になるかは今考えるべきではなくて、なるべき人がなるのではないか」と話しました。

そして、みずからの目標については「中途半端な気持ちで相撲は続けられないという思いはあるので、じっくり考えて次の目標を立てて頑張っていきたい」と話しました。

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