ローイングのパリオリンピック出場権をかけて韓国で開かれていたアジア・オセアニア大陸予選は21日、最終日を迎え、男女のシングルスカルと軽量級ダブルスカルの決勝が行われました。

このうち、男子軽量級ダブルスカルの決勝に出場した宮浦真之選手と、古田直輝選手のペアは、前半、2番手につけると後半のスパートでトップに立ち、6分23秒94のタイムで優勝しました。

また、女子軽量級ダブルスカルの決勝に出場した廣内映美選手と、大石綾美選手のペアはレースの中間地点の1000メートルでは3番手と出遅れたものの、後半のスパートで一気に逆転し、7分2秒73のタイムで優勝しました。

この結果、男女とも優勝した日本のペアがそれぞれパリオリンピックの代表に内定しました。

大石選手は3大会連続となるオリンピック出場で、それ以外の3選手は初めてのオリンピックの切符をつかみました。

男子ペア 宮浦真之選手 古田直輝選手とは

宮浦真之選手は石川県出身の27歳。

身長は1メートル81センチで長い腕を生かして伸びやかにこぐ力が持ち味です。

古田直輝選手は鳥取県出身の27歳で、小学2年生でローイングを始めました。

宮浦選手と古田選手ともにローイングの強豪のNTT東日本に所属していて、今回初めてのオリンピック代表内定です。

女子ペア 廣内映美選手 大石綾美選手とは

廣内映美選手は京都府出身の27歳で大学でローイングを始めました。

持ち味はレース終盤でも力を出し続けられる持久力です。

今回初めてオリンピックの代表に内定しました。

大石綾美選手は愛知県豊田市出身の33歳。

中学まではバスケットボールをしていましたが、高校からローイングを始めました。

3大会連続のオリンピック出場となり、別の選手と組んで出場した過去2回はリオデジャネイロ大会で12位、東京大会では10位でした。

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