柔道の全日本女子選手権は体重無差別で日本一を決める大会で、ことしは横浜市の横浜武道館で行われました。

今回は、女子78キロを超えるクラスでパリオリンピックの代表に内定している素根輝選手などは出場していませんが、全国各地の予選を勝ち抜いた選手などが競いました。

このうち、先月の国際大会で3位になるなど、実力者の瀬川選手は順調に勝ち上がり、決勝では去年、準優勝の児玉ひかる選手と対戦しました。

序盤から技を積極的に出した瀬川選手は開始から3分すぎに「払い巻き込み」で技ありを奪いました。

そして、そのまま休むことなく攻め続けた結果、児玉選手が指導による反則負けとなり、瀬川選手が初優勝を果たしました。

瀬川選手は「ことしこそは絶対、優勝したいと思っていた。それがかなってうれしい」と笑顔で話していました。

また、会場で行われたインタビューでは練習パートナーを務めるなど公私で支えてもらった夫に向け、「優勝したよ。本当にありがとう。愛しているよ」とメッセージを送っていました。

一方、リオデジャネイロオリンピックの78キロ級代表で去年、この大会を制した、梅木真美選手は初戦の2回戦で敗れました。

今大会は延長戦は行わず、2016年以来、8年ぶりに審判による旗判定が復活するなど大会のルールが変更されましたが大きな混乱はありませんでした。

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