■パリオリンピック™ スケートボード男子ストリート予選(日本時間29日、パリ・コンコルド広場)
東京五輪金メダリストの堀米雄斗(25、三井住友DSアセットマネジメント)が合計270.18点の予選4位で、8人で行われる決勝に進出した。
日本勢は2大会連続出場の白井空良(22、ムラサキスポーツ)も予選3位で順当に決勝に進んだが、世界ランク1位で14歳の小野寺吟雲(シュガーアンドスパイス)はベストトリックで2本揃えられず、無念の予選敗退となった。出場者22人中、8人が決勝に進む中、日本勢は2人が駒を進めた。
予選を終えた堀米は決勝に向けて「ベストトリックでは思った通りにはいかなかったけど、予選を突破したことはうれしい。決勝で自分の限界を超えたい。全部出し切りたいです」と意気込みを語った。
堀米は予選3組で登場し、早速トップバッターとして1回目の「ラン」に挑み、着地でこらえる場面もあったが挑んだ技は全て決めて89.72点のハイスコアを出した。
ベストトリックでは1回目から得意技で挑み93.08点の高得点。2回目ではトリックに成功するも堀米が「×(バツ)サイン」を出し採点拒否。今大会から本人が申告すれば得点を取り消し、再度同じ技に挑戦できるレギュレーションに。
3回目でその同じトリックに挑んだがベストの出来ではなく77.91点。4回目は得意のリップスライドを決めて87.38点を叩き出して全体で暫定3位に。5回目は失敗に終わったが、最終組の5人を残してこの時点で決勝進出が決まった。
オリンピック選考会では“代表落選の危機”から予選最終戦で大逆転の優勝を飾り、土壇場でパリ切符を獲得した堀米。決勝では悲願の2連覇に挑む。
前日の女子ストリートでは14歳の吉沢恋(ここ、ACT SB STORE)が金メダルの快挙。東京五輪で金メダルに輝いた西矢椛に続き、日本勢が連覇の快挙を達成。さらに15歳の赤間凛音(りず、東北高1年)が銀メダルに輝いた。この日も2日続けての日本勢の活躍に期待が高まる。
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