卓球男子シングルス3回戦で世界15位の戸上選手は、世界ランキング13位の韓国のチャン・ウジン選手と対戦しました。

戸上選手は第1ゲームを7対11で落としましたが、第2ゲームは8対10と追い詰められてから、得意の「カミソリドライブ」と呼ばれる曲がりの大きなショットでデュースに持ち込みました。

その後は、一進一退の攻防でゲームポイントを取る場面もありましたが、最後は16対18でこのゲームも競り落としました。

戸上選手はこのまま試合の流れを変えられず、第3ゲームを10対12、第4ゲームを9対11で落とし、ゲームカウント0対4で敗れました。

戸上選手はシングルスではベスト16に終わり、団体でのメダル獲得を目指します。

戸上「序盤から相手の攻撃力に圧倒された」

戸上選手は「序盤から相手の攻撃力に圧倒されてしまって、なかなか思うようなプレーができなかった。途中チャンスがあったが、そこをつかみ取ることができなくて本当に悔しい」と話しました。

敗因については16対18で競り負けた第2ゲームをポイントにあげ「デュースで取り切れなかったところで戦術に悩んだり、自分が今何をしたらいいのか頭の中が真っ白になってしまったりした。あと一本大事なところで取りきる力を今後もっともっとつけていきたい」と悔しそうに話していました。

そして「初めてのオリンピックは本当に楽しかった。この悔しさは必ず次につながると思うので、このあとの団体戦と4年後のロサンゼルス大会に向けて頑張りたい」と気持ちを切り替えていました。

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