■パリオリンピック™ 体操男子個人総合・決勝(日本時間1日、ベルシー・アリーナ)
体操男子個人総合決勝が行われ、連覇を狙った橋本大輝(22、セントラルスポーツ)は得点が伸びず6位で、内村航平に続く快挙には届かなかった。初出場で次世代エースの岡慎之助(20、徳洲会)が金メダルの快挙を成し遂げ、東京五輪の橋本に続き新たな歴史の扉を開いた。
これまでエースとして“体操ニッポン”を牽引してきた橋本は「新しい歴史を見ることができて、僕は幸せです」と涙ながらに第一声。「悔しい気持ちより何か幸せすぎて、涙が出ちゃって」と率直な思いを話し、「今日でパリ五輪は終わりだけど堂々とやり切れたっていう気持ちでいっぱいです」と晴れやかだった。
団体でもエースとしてチームを引っ張ってきた橋本。今大会では団体で金メダルに輝き、個人との2冠を目指したが果たせなかった。それでも「今大会は本当に悔いの残らない大会」と話す。
次世代エースの誕生に橋本は「レベルが高くなってどんどん日本の体操が強くなるっていう新しい未来も見えた」。続けて「彼が怪我をして、ここまで乗り越えて、彼もその努力を諦めなかった強さに本当に僕も感動した」と岡を労い、「次のロスに向けて一緒に戦えるように僕がまた直していきたいと思います」と共に戦い続けることを誓った。
※写真左:岡選手、右:橋本選手
【体操個人総合・結果】
金メダル)岡慎之助 合計86.832
「ゆか」14.566「あん馬」14.500「つり輪」13.866
「跳馬」14.300「平行棒」15.100「鉄棒」14.500
6位)橋本大輝 合計84.598
「ゆか」14.633「あん馬」12.966「つり輪」13.400
「跳馬」14.766「平行棒」14.433「鉄棒」14.400
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。