■パリオリンピック™ 混合団体 準決勝(3日、シャンドマルス・アリーナ )

柔道の混合団体で日本は準決勝で東京五輪銅メダルのドイツと対戦し、4ー0で勝利した。高山莉加(29、三井住友海上)、ウルフ アロン(28、パーク24)が階級が1つ上の選手に一本勝ちを収め、最高の形で決勝進出を決めた。

準々決勝ではセルビアと対戦、日本は女子70キロ超の高山莉加(29、三井住友海上)以外、メンバー5人を入れ替えて阿部一二三(26、パーク24)、永瀬貴規(30、旭化成)と金メダリストを起用。セルビアを4勝1敗で下し、準決勝に駒を進めた。

準決勝の相手はドイツ、日本の先陣は女子70キロ以下の新添左季(28、自衛隊体育学校)、相手は同じ階級で銀メダリストのM.ブトケライト(30)、新添は開始から内股や足技で相手を崩していった。お互いポイントが奪えずにゴールデンスコアへ。新添が攻め続け、技ありを奪い、1勝目を挙げた。

2試合目、男子90キロ以下には銀メダリストの村尾三四郎(23、JESグループ)、開始早々、相手の隅返しでヒヤリとする場面もあったが逃れた。村尾は1分30秒に返し技で技ありを奪うと、そのまま抑え込み、合わせ技で一本勝ち、日本が連勝となった。

3試合目は女子70キロ超に高山莉加(29、三井住友海上)、相手は78キロ超級のR.ルフト(25)、高山は1つ上の階級相手に巴投げなど積極的に攻めていった。残り1分6秒で相手を崩して階級が一つ上の選手を抑え込み、一本勝ちを収めた。

4試合目は男子90キロ超にはウルフ アロン(28、パーク24)、相手は100キロ超級のE.アブラモフ(25)に大内刈を決めて一本勝ち、日本は全員で良い流れを繋いで4連勝、圧勝で決勝進出、東京五輪銀メダルのリベンジを果たすまであと1勝となった。

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