「なでしこジャパン」にとって高い壁 アメリカ

「なでしこジャパン」にとって、アメリカは世界の舞台で挑んでは何度も跳ね返されてきた相手でした。

この試合の前までの通算の対戦成績は1勝30敗8引き分け

日本は、2011年のワールドカップの決勝でペナルティーキック戦の末勝利し初優勝を果たしたものの記録上は引き分け扱いで、日本が勝ったのは12年前(2012年)に行われた国際大会の1度だけ。

この間、31得点、105失点と常に力の差を見せつけられてきました。

オリンピックでも4回対戦して0勝4敗。

2012年のロンドン大会では決勝で1対2で敗れ、金メダルにあと一歩届きませんでした。

池田太監督の就任後も2回対戦していずれも敗れていて、アメリカは世界ランキングは5位に下がったものの依然として高い壁となっていました。

「絶対に越えなければならない壁」覚悟をもって試合に臨む

試合を前にした取材で宮澤ひなた選手が「大きな大会で必ず当たり、勝ち上がるために“絶対に越えなければならない壁”という印象がある。ここを突破しないといけないし女子サッカー界にとっても大きな試合になる」と話していたように、選手たちは覚悟をもってこの試合に臨みました。

試合は立ち上がりからアメリカにボールを持たれ、日本は守備の時間が長くなりました。

それでも集中力を切らさずに、互いに連動した動きで粘り強く守りましたが、延長前半のアディショナルタイム、ついに得点を許し、今回も高い壁に跳ね返される結果となりました。

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