男子400メートル予選は6組に分かれて行われ、各組の上位3着までに入れば準決勝に進み、そのほかの選手は敗者復活ラウンドにまわります。

日本からは44秒77の日本記録を持つ佐藤拳太郎選手、日本選手権2連覇中の中島選手、それに佐藤風雅選手の3人が出場しました。

しかし1組の佐藤拳太郎選手は45秒60で5着、3組の中島選手は45秒37で6着、6組の佐藤風雅選手は46秒13で6着といずれも準決勝に進めず、5日に行われる敗者復活ラウンドにまわることになりました。

また東京大会のこの種目で金メダルを獲得し、4組でエントリーされていたバハマのスティーブン・ガーディナー選手は欠場しました。

佐藤拳太郎「完全に私の力不足」

佐藤拳太郎選手は「日本記録を出せていれば着順で準決勝に進むことができていたので、完全に私の力不足だ。全然だめだった」と激しく疲れた様子で話していました。
敗者復活ラウンドに向けては「しっかり準備をして何としても準決勝に駒を進められるよう、気合いを入れ直して準備したい」と必死に切り替えようとしていました。

中島佑気ジョセフ「準決勝を目指して」

中島佑気ジョセフ選手は「前半はすごくいい形でリラックスして入れたが、後半250メートルを過ぎてから、内側の選手にかわされるような形になった。そこで切り替えたが、ラストの力が足りなかった」と振り返りました。
また「予選を3着以内で通過することを目標にしていたし、それができる自信があった。いままでベストな道をたどってここまでやってこられたと思うが、少し足りなかった。反省する部分もある」と話していました。
敗者復活ラウンドに向けては「準決勝を目指して頑張りたい」と話し、次を見据えていました。

佐藤風雅「オーバーペースに」

佐藤風雅選手は「体がすごい動いていて前半からかなりの勢いでいけると思っていたが、それがオーバーペースになってしまい、280メートル時点で足が残っていないような状況だった。ラストはもがくような走りになってしまった」と振り返っていました。
そして「オリンピックは夢の舞台だったので、全力で楽しんでやろうと思い切り自分のレースしたが、それが少し裏目に出てしまった。あのペースでは後半潰れてしまうことがわかったので、敗者復活ラウンドではコントロールして走り準決勝にいきたい」と話していました。

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