「興南高校4Bです」
「大阪桐蔭4Aです」

組み合わせ抽選会

4日、大阪市で行われた夏の甲子園の組み合わせ抽選会で、興南高校は大会2日目の第1試合で、大阪代表・大阪桐蔭との初戦が決まりました。

過去、全国で唯一、2回の春夏連覇を成し遂げたことがある全国屈指の名門校。今大会も、優勝候補の筆頭に挙げられています。

150キロを超えるストレートを武器に、大阪大会決勝で15奪三振を奪った2年生の森陽樹や層の厚い投手陣をはじめ、攻めても、広角に打ち分ける好打者・徳丸快晴など、全国屈指の破壊力を誇る強力打線が興南の前に立ちはだかります。

大阪桐蔭 森陽樹

▽興南・石川駿介主将
「大阪桐蔭はとても強いチーム勢いに飲まれず自分たちの野球をすることができれば」「どこのチームも強いと思うので1戦必勝で戦っていきたいと思います」

過去、沖縄県勢と大阪の甲子園での対決は、7回。夏は2戦2敗と、いまだ勝ち星を挙げたことがありません。

特に、大阪桐蔭との対決は1991年夏の決勝。悲願の優勝を目指す沖縄水産の前に立ちはだかったのが、この時甲子園初出場だった、大阪桐蔭でした。

▽沖縄水産OB 大野倫さん
「今でこそ、みなさん知ってのとおりのあれだけの実績を収めている高校ですが、
僕らの時は初出場・初優勝という新興チームだったんですね」

現在の大野倫さん

初戦から、最強の相手に挑むことになった興南高校も、2010年、県勢初の春夏連覇など、沖縄の高校野球を牽引し、全国からも注目を集める強豪校に―

2年ぶりの出場となる今大会でも、最速149キロのエース左腕・田崎を中心に、上位進出を狙っています。

▽興南・石川駿介主将
「徐々に甲子園に向けてさらに士気が上がっているなと感じます」

士気あがる興南ナイン


「練習はたくさんやってきているので、自信を全員が持って、甲子園で堂々とプレーすることができれば」

甲子園球場100周年の節目を迎える大会は、初戦から目の離せない熱戦が期待できそうです!(取材 片野達朗)

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