水球男子の日本代表(ポセイドンジャパン)は4連敗で迎えた1次リーグ最終戦でオーストラリアに14―13で逆転勝ちした。目指す8強には届かず予選敗退に終わったが、一矢報いた。

 リオ五輪以来、3大会を経験してきたベテラン勢が輝きを放った。開始早々4点を先制される苦しい展開。第1クオーター途中に35歳のGK棚村克行を投入すると流れが変わった。中盤の積極的なディフェンスが徐々に奏功し始める。棚村も相手のシュートを9本セーブし、会場を盛り上げた。

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 第3クオーターで逆転して以降は、1点を取り合うシーソーゲーム。終了11秒前に、29歳足立聖弥が決勝ゴールを決めた。

 「日本はまだ成長している」と足立。棚村は「マイナースポーツに注目してもらうためにも、良かった。4年後のロス五輪も選手として出場を目指します」と話した。(後藤遼太)

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