敗者復活戦から勝ち上がった長谷川選手と石井選手のペアは5日、決勝トーナメントの1回戦でブラジルのペアと対戦しました。
日本のペアは第1セット、長谷川選手のスパイクなどでポイントしましたが、相手の強烈なスパイクや高さのあるブロックに苦戦し、15対21で落としました。
第2セットも流れをつかめず、16対21で奪われた日本のペアはセットカウント0対2のストレートで敗れ、9位で大会を終えました。
ビーチバレー会場 エッフェル塔競技場に称賛
『エッフェル塔競技場』はさまざまな名所を競技会場として活用しているパリオリンピックを象徴する会場の1つで、パリのシンボル、エッフェル塔の真下に仮設で整備されました。
オリンピックではビーチバレーの会場となっていて、縦8メートル、横16メートルの競技コートに、フランス国内から運ばれたおよそ400トンの砂が敷き詰められています。
およそ1万1800人を収容できるスタンドは、エッフェル塔の景観を遮らないように設置されたということで、観客席の上部からはパリの美しい町並みを望むことができるのも特徴の1つです。
この会場でプレーした各国の選手たちも「これまでで最高の会場だ」とか「この会場でプレーすることは素晴らしいことだ」などと称賛する声が相次いでいるということです。
競技は大会2日目の7月27日から始まり、連日、多くの観客が訪れていて、決勝トーナメントの1回戦が行われた5日も、気温30度近くの暑さのなか、満員の会場は盛り上がりを見せていました。
会場を訪れていたフランス人の女性は「この会場はとても最高で、特等席ですばらしい眺めだ。ここに会場を作ったのはいいアイデアだ。ビジュアル的にいいだけでなくパリの歴史も学べるのがいい」と話していました。
また、アメリカ人の男性は「すごく象徴的な競技会場で、エッフェル塔が目の前にある。これぞパリという感じだし、その下でビーチバレーが行われるのだからすばらしい。次はロサンゼルス大会だが、残念ながらアメリカにはヨーロッパのような歴史的な建物はない。ただビーチバレーは本物のビーチでできると思うし次のロサンゼルス大会は別の意味でいい大会になると思う」と話していました。
エッフェル塔スタジアムとは
エッフェル塔スタジアムはパリのシンボルの1つ、エッフェル塔のたもとにあるシャンドマルス公園のなかに設けられる仮設のスタジアムです。
オリンピックではビーチバレー、パラリンピックではブラインドサッカーの会場となっています。
この公園では夏に毎年恒例の花火大会が行われて多くの人が集まるなど、普段は市民にとって憩いの場となっています。
スタジアムは、公園の形に沿って収容人数およそ1万3000人の観客席がすり鉢状に建てられています。
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