ボルダー&リードは「課題」と呼ばれる4つのコースを登った数で競うボルダーラウンドと、1回の挑戦で登った高さを競うリードラウンドの合計点で争われます。
6日に行われた女子の準決勝、前半のボルダーラウンドには合わせて20人が出場しました。
このうち、東京大会の女子複合で銀メダルを獲得した野中選手は持ち味のパワーを生かして最初の2つの課題を連続で登り切り、64.4ポイントで7位につけました。
また去年の世界選手権のこの種目で銅メダルを獲得し、オリンピック初出場となった森選手はパワーや体格が必要となる課題で苦しみましたが、得意の柔軟性を発揮して野中選手と同じく2つの課題を完登し、54ポイントで11位につけました。
トップに立ったのは東京大会の女子複合で金メダルを獲得したスロベニアのヤンヤ・ガンブレット選手で、出場した20人の中でただ1人、4つすべての課題を完登し、得点は99.6ポイントでした。
準決勝、後半のリードラウンドは今月8日に行われます。
野中「いいスタートがきれた」
7位につけた野中生萌選手は「最初の2つの課題を完登でき、いいスタートがきれた。コンディションはいいので、リードラウンドも気を抜かず全力以上を出して頑張りたい」と話していました。
森「気持ちを切り替えた」
11位につけた森秋彩選手は「1つ目の課題が攻略できずに心が折れかけたが、ここで負けてはだめだと気持ちを切り替え、次の課題はクリアできてよかった」と振り返りました。2日後のリードラウンドに向けては「きょう取れなかったポイントを取り返し、練習どおりにのびのびと登っている姿を見てもらいたい」と話していました。
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