8人で演技するチームは、テクニカルルーティンとフリールーティン、そして今大会から加わったアクロバティックルーティンの3つの演技の合計点で競います。
2大会ぶりのメダル獲得を目指す日本は、最初のテクニカルルーティンで演技の一部が認められず、当初6位と発表されましたが、大幅な減点に対する抗議が認められ、3位に修正されました。
2つ目のフリールーティンで10チーム中、9番目に登場した日本は「チェス」をテーマに演技し、冒頭に高さのあるダイナミックなリフト技を決めると、キレのある連続した足技で盤上で動く駒を表現しました。
しかし序盤のリフト技が得点に認められず、343.0291で6番目の得点でした。
これで日本はテクニカルルーティンから順位を1つ下げて4位となりました。
一方、東京大会で銀メダル、ことしの世界選手権でこの種目、金メダルの中国は高さのあるリフト技や同調性の高い足技を見せて398.8917をマークし、2位のアメリカや3位のスペインを引き離して1位をキープしています。
最後のアクロバティックルーティンは日本時間の8日午前2時半から行われます。
キャプテン 吉田「メダルを諦めていない」
キャプテンの吉田萌選手は演技後「出る前にコーチに『きょうはいい顔をして泳いでほしい』と言われていた。悔しい部分もあるが余裕のあるところではしっかりとアピールをして、いい顔で泳ぐことはできたんじゃないかと思う」と振り返りました。
順位が決まる7日の演技に向けては「最後はアクロバティック勝負になるので、それをすべて成功させてそれ以外のところではプールから水があふれるんじゃないかというくらいの気迫の演技をしたい。まだまだメダルを諦めていないし最後まで何が起こるかわからないので、自分たちのベストを尽くしたい」と意気込んでいました。
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