第106回全国高校野球選手権大会は7日、開場100年を迎えた兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式では、代表49校の選手が大会歌「栄冠は君に輝く」のブラスバンドの演奏に合わせて入場行進した。札幌日大(南北海道)は8日の第3試合で京都国際と、白樺学園(北北海道)は11日の第4試合で創成館(長崎)と対戦する。
札幌日大は最後から4番目に入場。特に練習はしていなかったというが、きれいにそろった行進で球場を1周した。菊地飛亜多主将(3年)は「たくさんの応援してくれる方々がいる中でプレーできることにわくわくした。緊張は1ミリも感じず、大舞台に慣れたなと感じた」と話した。
また、深紅の優勝旗を見て「絶対に欲しい」という欲も湧いた。「有名な高校ばかりだが、チャレンジ精神を持って見返してやるという気持ちです」。そう決意表明をした。(鈴木優香)
白樺学園は札幌日大に続き、全体の47番目に登場すると、上林律貴選手(3年)のかけ声の下、選手たちは大きく腕を振って行進した。
前日のリハーサルは勝手がわからず、かけ声はなかった。その様子を見た東虎之介部長らに「全然ダメだぞ。思い切ってやれ」と指摘され、この日早朝の散歩を行進に変更して臨んだという。
開会式後、藤原悠楽主将(3年)は「グラウンドに足を踏み入れた瞬間、とてつもない観客で緊張したが、いまは試合が楽しみ」と話した。(古源盛一)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。