陸上女子100メートルハードルは、5組に分かれて行われ、各組の上位3着以内に入るか、4着以下の選手の中でタイムが上位の3人が9日に行われる準決勝に進みます。

日本からはいずれもオリンピック初出場で、この種目の日本記録保持者の福部選手と、去年4月に日本選手では4人目となる12秒台を記録した田中選手が出場しました。

1組目に登場した福部選手は、伸びのある走りで12秒85をマークしましたが、3着の選手と100分の1秒差で4着となりました。

しかし、ほかの組の4着以下の中で、上位3番目のタイムだったことから、準決勝進出を決めました。この種目で日本選手が準決勝に進むのは、前回、東京大会の寺田明日香選手に続いて2大会連続です。

一方、2組目に登場した田中選手は、鋭いスタートを切りましたが、7つ目のハードルに足がひっかかってしまい、12秒90の記録で5着となり、敗者復活ラウンドにまわることになりました。

福部「正座して待った」

準決勝進出を決めた福部真子選手は「レース後の待ち時間が長く、正座して待っていましたが、準決勝進出が決まってよかったです。硬くなってしまい、前半があまりよくなかったので、次は自分のいいところを出せるように頑張りたい」と話していました。

田中「チャレンジはクリアできた」

敗者復活ラウンドにまわることになった田中佑美選手は「ハードルに足をぶつけてしまい、悔しいタイムではありますが、世界大会で自分の力を出すというチャレンジはクリアできたと思います。ネガティブに考えすぎずに敗者復活ラウンドも頑張りたいです」と話していました。

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