■パリオリンピック™ スケートボード男子パーク予選(現地時間7日、コンコルド広場)
 
五輪初出場で予選2組に出場した永原悠路(19、太陽ホールディングス)が1回目のランでマークした81.38の暫定8位で2組を終えたが、3組の結果を受け予選敗退となった。

スケートボード男子パークは制限時間45秒のランを3回行い、100点満点で最も得点のよかったスコアを採用するベストラン方式で決まる。決勝に進むことができるのは上位8人で、予選から90点台が続出するハイレベルな戦いが繰り広げられた。

永原は1回目からドロップイン直後に、空中で体を横に1回転半させるあいだにボードを横に1回転させる「キックフリップボディーバリアル540」の大技を決めた。途中で体勢を崩したが立て直し、フルメイク。81.38の暫定6位で2回目のランへ。2回目は1回目に決めた大技で転倒してしまい、2.36。最終ランも序盤の大技で転倒してしまい、2.28で3回のランを終えた。

競技が初めて採用された2021年の東京五輪では、平野歩夢(25)がこの種目に出場し、14位で予選敗退。2大会連続で日本勢の決勝進出を逃した。

競技を終えた永原は「特別な舞台で滑ることができて嬉しかった」と初出場の大舞台で滑り切ったことを誇った。「得点が思ったようには出なかったですけど、自分の滑りができたところでは満足してますし、文句はありません」と笑顔だった。

ケガを乗り越えパリ五輪の切符を掴んだ永原。「ここまでくるのにいろいろありましたけど、やっとこの舞台にこれてこの空気感を感じられて、これからだなという気持ちが強いです」と話した。最後は、「自分1人ではここまで来れてないのでちょっと結果はあんまり良くなかったですけど、この結果を絶対次につなげたいと思うし、まだまだ自分の旅は終わってないと思ってるので、これから世界に羽ばたいていく姿をこれからも応援よろしくお願いします」と前を向いた。

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