第106回全国高校野球選手権大会が7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。京都国際の選手たちは開会式で堂々と行進した。初戦は8日の第3試合、南北海道代表で初出場の札幌日大と対戦する。暑さ対策のため、試合開始は午後5時の予定だ。

 49代表のうち、21番目に登場。プラカードを持つ西宮市立西宮高校の生徒に続き、藤本陽毅(はるき)主将(3年)が京都大会の優勝旗を掲げて先頭を歩いた。小林謙真さん(3年)のかけ声に合わせ、選手たちは腕を大きく振って進んだ。

 6日のリハーサルの後に「京都の代表として、みんなの思いを背負って、しっかり行進しよう」と話しあったという。

 藤本主将にとっては、1年生の夏、今春の選抜大会に続く3回目の甲子園だ。開会式後、「甲子園球場は360度、どこを見渡しても観客がいる。少し懐かしいな、という感じもあった」と話した。初戦に向け、「どんな相手でも自分たちの野球をする、と決めている。チームのみんなも、やってやるぞという雰囲気です」と意気込んだ。(八百板一平)

京都国際 夏の甲子園での戦績

◇2021年(103回)

2回戦 1―0前橋育英(群馬)

3回戦 6―4二松学舎大付(東東京)

準々決勝 3―2敦賀気比(福井)

準決勝 1―3智弁学園(奈良)

◇2022年(104回)

1回戦 5―6一関学院(岩手)

京都国際の京都大会の戦績

2回戦 3―0京都成章

3回戦 7―0洛水

4回戦 4―3塔南・開建

準々決勝 11―3西城陽

準決勝 11―1龍谷大平安

決勝 14―3京都外大西

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