須崎「苦しい2日間だった」

須崎選手は「1回戦で負けてから苦しい2日間だった。オリンピックチャンピオンの須崎優衣でなければ価値はないと思っていたが、負けたにもかかわらず声援を送ってくれて信じてくれて、励ましてくれて支えてくれた人に感謝している。オリンピックチャンピオンになる姿をもう一度見てもらえるように、これからの4年頑張りたい」と決意を新たにしていました。

東京大会からの3年間については「順風満帆ではなく、けがもあっていろいろ苦しいことを乗り越えての3年間だったので想像以上に苦しかった」と振り返っていました。

須崎 恩返しの思いを込めた銅

10年前、国際大会に初めて出場してから海外選手に94戦無敗。

圧倒的な実績をひっさげながら、初戦でまさかの敗北。

須崎選手は「この3年間は自分1人では歩めなかった道のりだったと思う。金メダルを取る姿を見てもらいたかったけど、それができなくて本当に申し訳ない」と涙ながらに話しました。

金メダルを獲得した前回の東京大会は、新型コロナウイルスの影響でレスリングの会場は無観客。「今度は皆さんと喜びを分かち合いたい」と、パリでは大声援の中戦うことをモチベーションの1つにして強化を重ねてきました。

2連覇を目指してひたむきに努力する姿に、応援の輪は東京大会以上に広がっていったといいます。

パリの舞台では金メダルこそ届けられませんでしたが「ここまで支えてくれた方々のためにも必要最低限のメダルは持ち帰りたい」と3位決定戦に臨みました。

そしてきょうは本来の強さを存分に発揮し、恩返しの思いを込めた銅メダルを手にしました。

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