■パリオリンピック™ レスリング女子50キロ級 3位決定戦(8日、シャンドマルス・アリーナ)
レスリング女子50キロ級の3位決定戦が行われ、須崎優衣(25、キッツ/早稲田大)がO.リバチ(27、ウクライナ)に勝利し、銅メダルを獲得。須崎は2大会連続のメダルとなった。
まさかの1回戦敗退から1日、敗者復活戦に出場予定だった須崎だが、須崎に勝利し、決勝進出を決めていたV.ビネシュ(29、インド)が当日の計量で体重オーバーとなり失格となった。そのため、準決勝でビネシュに敗れた選手が決勝に進出、敗者復活戦だった須崎の試合が3位決定戦となった。
須崎がウォーミングアップ場で練習していると金メダルを獲得した日下が現れて、須崎は笑顔で祝福、いい流れを受け継いだ。敗戦から1試合も行わずに3位決定戦、気持ちの切り替えも難しいところだったが須崎は気合の入った表情で入場した。
開始から素早いタックルでバックを奪い、2点を先制。さらに攻め続けて第1ピリオド残り49秒、タックルからバックを取り2点を追加、着実に得点を重ねて第1ピリオドを8-0で折り返した。
第2ピリオド開始早々、タックルからバックを奪い、2点を加え、10-0でテクニカルスペリオリティ勝ち、勝利の瞬間、須崎は顔を覆って涙を見せた。須崎はしっかり気持ちを切り替えて銅メダルを獲得、2大会連続のメダル獲得となった。
試合後、須崎は「本当に苦しいこの2日間だったんですけど、本当に周りの方々が、背中を押してくれて、立ち直らせてくれたので、本当に支えてくださった方々に心から感謝したいです」と涙ながらに話した。
「オリンピックチャンピオンの須崎優衣、じゃなかったら、もう価値がないんじゃないかって思ってたんですけど、負けたのにこうやって信じてくれて、本当に励ましてくれた方々に感謝したいですし、そういった方々にオリンピックキャンチャンピオンになる姿をもう一度見てもらえるように、あと4年、これからの4年頑張っていきたいと思います」と前を向いていた。
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