第1試合 大阪桐蔭×興南
第2試合 明豊×小松大谷
第3試合 京都国際×札幌日大高
第1試合は、2年ぶり13回目出場の大阪桐蔭高校と2年ぶり14回目出場の沖縄の興南高校が対戦します。大阪桐蔭は、6人の投手すべてが140キロを超えるストレートを持ち味とするなど層の厚い投手陣が特徴で、守りは地方大会7試合で失策がわずかに「1」と安定しています。打線は去年から中軸を担う徳丸快晴選手を筆頭に長打が打てる強打者がそろい、地方大会では3割8分4厘のチーム打率をマークしました。興南は、エースの田崎颯士投手がチームの中心で、最速149キロのストレートに鋭く曲がるスライダーなどを織り交ぜ、地方大会では36イニングを投げて41個の三振を奪いました。チームは地方大会決勝で延長タイブレークまでもつれる試合を制して甲子園出場を決めるなど勝負強さがあります。ともに春夏連覇を経験したチームどうしの対戦です。
第2試合は、4年連続10回目出場の大分の明豊高校と3年ぶり3回目出場の石川の小松大谷高校が対戦します。明豊は、1番の木村留偉選手と2番の高木真心選手が俊足を生かしてチャンスを作り、中軸の選手がランナーを返すのが得点パターンで、地方大会では5試合すべてで7点以上を取りました。小松大谷は、地方大会でセンバツ高校野球に出場した日本航空高校石川や星稜高校を破って甲子園の切符をつかみ取りました。地方大会では西川大智投手と竹本陽投手の完投能力のある2人の投手を中心に、1試合平均の失点はわずか「1」でした。得点力の高い明豊に対して小松大谷の投手陣が失点を最小限に抑えられるかどうかが、勝敗の鍵を握りそうです。
第3試合は、2年ぶり3回目出場の京都国際高校と初出場の南北海道の札幌日大高校が対戦します。京都国際は、強力な打線を持ち味に、準々決勝から決勝までの3試合すべてで2けた得点をマークしました。守りでは、エースの中崎琉生投手と2年生の西村一毅投手の左投げの2人の投手がコントロールの良さをいかした安定感のあるピッチングで試合を作ります。札幌日大は、エースの小熊梓龍投手が地方大会で投げたイニング数を上回る38個の三振を奪い、準決勝、決勝では完投して甲子園出場に大きく貢献しました。打線は2年生の4番、窪田洋祐選手が中心で、地方大会では6割を超える打率をマークし、14打点を挙げました。投打のバランスが取れたチームどうしの対戦です。
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