自転車の男子スプリントは200メートルのタイムトライアルで予選を行い、準々決勝からはすり鉢状の1周250メートルのトラックを2人ずつ対戦して3回のレースのうち先に2勝した方が勝ちとなります。

日本からは競技を始めてわずか2年ほどで頭角を現した短距離陣のエース太田海也選手と小原佑太選手が出場しました。

イギリスの選手と対戦した太田選手は1レース目を先に取りましたが、続く2レース目は先にフィニッシュしたものの、危険な走行があったとして降格となり、勝敗は最後の3レース目に持ち越されました。

そして3レース目は、残り2周の中盤で太田選手が先に仕掛けて前に出ましたが、最終コーナーで激しく競り合う接戦となり、最後の直線でわずかの差で敗れました。

一方、小原選手はオーストラリアの選手を相手に2レース続けて敗れました。

このあと2人は4人で走って5位から8位までを決める順位決定戦に臨み、太田選手は5位、小原選手は8位でフィニッシュしましたが、その後の判定で太田選手とイギリスの選手に走行の違反があったとして降格となり、最終的に小原選手が6位、太田選手がイギリスの選手と並んで7位でレースを終えました。

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