■パリオリンピック™ ブレイキン女子 予選リーグ(10日、コンコルド広場)

ブレイキン女子の予選リーグが行われ、世界ランク3位の湯浅亜実、ダンサーネーム・AMI(25、Good Foot Crew)は3連勝の1位で決勝トーナメント進出を決めた。一方、世界ランク4位の福島あゆみ、ダンサーネーム・AYUMI(41、Body Carnival)は3試合目で逆転し2位に入り、決勝トーナメント進出を決めた。

予選グループは出場16人が4組に分かれてリーグ戦を行い、各組2位までの8人が決勝トーナメントに進出する。

2019年、2022年と世界選手権を2度制覇したAMIは予選リーグC組の初戦、Anti(イタリア)と対戦。細かい動きに、軽やかなフットワーク、回転する大技を次々と決め2-0の完勝。2試合目も流れるように技を繋げて、2-0と2連勝。3試合目も中国人ダンサーを圧倒、2-0で3連勝とし、C組1位で決勝トーナメント進出を決めた。

2021年の世界選手権覇者、AYUMIは予選リーグD組の初戦、Stefani(ウクライナ)とのバトル。細かい足技から、動きを止めるフリーズも決めるが、1-1の引き分け。2試合目も1-1と2戦連続で引き分けに終わり、この時点で3位となる。背水の陣で臨んだ3試合目は切れのある踊りで2-0と完勝し、暫定1位に浮上。しかし、その後に行われた同組2人の試合結果により、D組2位で決勝トーナメント進出を決めた。

ブレイキンは1970年代のアメリカ・ニュー―ヨーク発祥のヒップホップ文化から生まれたダンスで自由度の高いパフォーマンスが特徴。今大会から追加競技となったブレイキンは1対1の対決で、DJが流す音楽に合わせて即興でパフォーマンスを披露し合う。ジャッジが技術性、多様性、完成度、独創性、音楽性の5つの基準で採点し、勝負が決まる。

*写真は左から湯浅亜実、福島あゆみ

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