■パリオリンピック™ 女子ゴルフ第3ラウンド(現地時間9日、ゴルフナショナル、6374ヤード、パー72)

女子ゴルフの第3ラウンドが行われトップと5打差でスタートした山下美夢有(23)は4バーディ、ノーボギーの通算7アンダーで3位タイに浮上した。笹生優花(23)は4バーディ、4ボギーのイーブンで通算7オーバー、42位タイとした。東京大会、銅メダルのL.コ(27、ニュージーランド)とスイスのM.メトー(27)の2人が通算9アンダーで首位に立っている。

22年、23年の日本ツアー年間女王の山下は2番パー3で2オンに成功したが、バーディパットはカップに蹴られパー。しかし続く3番パー5で第3打をピンまで約1mに寄せ、この日最初のバーディをしっかり沈めて4位タイに浮上した。その後、バーディチャンスにつけるも中々決め切れずトップと4打差6位タイで前半を折り返した。

後半出だしの10番パー4は、約1mのバーディパットを落ち着いて決め再び4位タイに浮上。上位陣がスコアを伸ばせず、トップと2打差となった山下。15番パー4で約7mのバーディパットを決めてトップと1打差3位タイと、徐々にトップとの差を詰めた。17番パー4のバーディパットではピンまで約17mの距離をわずかにかすめ、惜しいパットとなった。それでも最終ホールでバーディフィニッシュし、この日は4つスコアを伸ばし、メダル圏内であす最終ラウンドを迎える。ラウンド後、山下は「今日もショットが安定していて、バックナインで決めたいパットを決めきることが出来たので、良かったなと思います」と話し、「たくさんの力、パワーを頂いてるので一打でも良い順位で上がれるように頑張りたいなと思います」と最終日の健闘を誓った。

また東京大会ではフィリピン代表で出場し、9位とした笹生。3日連続でボギー発進したが、最終18番パー5でバーディを決め4バーディ、4ボギーとし通算7オーバーとした。笹生は「今日は風が強かったですけど、そのなかでもしっかりアジャストできたので良かったかなと思います」と振り返り、最終ラウンドに向け「しっかりアジャストして、頑張りたいと思います」と意気込んだ。

今大会、日本勢は男子の松山英樹(32)が銅メダル獲得、前回の東京大会では女子の稲見萌寧(25)が銀メダルを獲得している。

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