「100試合を戦って首位ならば…!?」―。広島カープのペナントレース展開を “数字” から占ってみた。
石田充 アナウンサー
11日時点の順位表です。
1 広島 ―
2 巨人 1.0
3 阪神 3.0
4 DeNA 7.5
5 中日 12.0
6 ヤクルト 13.0
2位・ジャイアンツと1ゲーム差、3位・阪神と3ゲーム差をつけていて、12日がカープの100試合目になるんです。仮にカープが負けて、ジャイアンツが勝ってもゲーム差は並ぶんですけど、勝率の差で100試合消化でカープの首位は確定している状況です。
100試合で首位 ⇒ V確率 80%(8/10)
そこで過去10年のセ・リーグではどうだったのか。優勝チームは、100試合目のときに1位だったのかどうか見ていこうと思います。そのあと、逆転されたのかどうか…
100試合順位(Vは優勝チーム)
(2020年は残り43試合時点)
1位
2023 V阪神
2022 Vヤクルト
2021 阪神
2020 V巨人
2019 V巨人
2018 V広島
2017 V広島
2016 V広島
2015 巨人
2014 V巨人
この10年で8チームは、100試合のときからそのまま逃げ切ったことになります。優勝確率、8割です。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
なるほど。
石田充 アナウンサー
気になるのは、“ゲーム差” です。
100試合順位(Vは優勝チーム)
1位 2位 3位
2023 V阪神 広島4.5
2022 Vヤクルト 阪神8.5
2021 阪神 巨人1.5 Vヤクルト2.5
2020 V巨人 阪神10.5
2019 V巨人 DeNA0.5 広島2.0
2018 V広島 ヤクルト11.0
2017 V広島 阪神9.0
2016 V広島 巨人7.0
2015 巨人 阪神0.5 Vヤクルト1.0
2014 V巨人 阪神2.5 広島4.0
100試合消化時点で2.5ゲーム差(2021年)や1ゲーム差(2015年)だったヤクルトが、逆転優勝をしていたんです。
100試合で首位 2.5ゲーム差の混戦 ⇒ V確率50%(2/4)
さらに、混戦状態だったセ・リーグはどうだったのか、ちょっとしぼって見ていきます。
100試合順位(Vは優勝チーム)
2.5ゲーム差以内の混戦
1位 2位 3位
2021 阪神 巨人1.5 Vヤクルト2.5
2019 V巨人 DeNA0.5 広島2.0
2015 巨人 阪神0.5 Vヤクルト1.0
2014 V巨人 阪神2.5 広島4.0
2.5ゲーム差以内の混戦だったのが、2014年・2015年・2019年・2021年。その中で逃げ切れたのは4チーム中、2チーム。2度、ヤクルトが逆転していました。
ことしは競っているんですが、「どんと来い!」です。
田村友里 キャスター
どんと来い…?
石田充 アナウンサー
去年、カープが何位だったか覚えていますか?
田村友里 キャスター
去年、カープは2位です。
石田充 アナウンサー
2位をめぐる数字を見ていただきたいんです。開幕前からわたくしが唱えている説なんですが、“2位から次の年に優勝する” という過去のカープの歴史。これをひもといてみます。
過去、3度(1984年・1986年・1991年)あるんです。そのシーズン、どういう戦いをしたか…
石田充 アナウンサー
この日(138~142試合)ですか。可能性はあります。
田村友里 キャスター
このコンビで実況だったらね。
天谷宗一郎 さん
最高ですね。パスポート、準備しよう。
青山高治 キャスター
(笑)ハワイ(優勝旅行)…
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
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