石田充 アナウンサー
広島カープは、首位を走る1軍だけではありません。2軍も熱いんです。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
しっかりと若い選手、ここに来て状態を上げている選手が多くなっています。

石田充 アナウンサー
すぐに1軍で活躍しているというのもあります。では、8月11日の2軍の試合からです。

先発は、ドラフト1位で入団して、この日が6試合目の先発となった 常廣羽也斗 広投手でした。

天谷宗一郎 さん
最近、フォアボールがちょっと多くなっていました。

石田充 アナウンサー
ただ、11日は一味違いました。立ち上がりの1回ですが、変化球を駆使しながら、わずか10球で3つのアウトを取りました。

圧巻だったのは2イニングス目から。フォークが冴えていました。この回、2つの三振をフォークで奪います。

天谷宗一郎 さん
いい落差ですね。

石田充 アナウンサー
まだまだ行きます。3回もフォークで三振。4回もフォーク、さらに続くバッターにはタイミングをはずすカーブで2者連続三振。

天谷宗一郎 さん
バランスよく投げていますね。

石田充 アナウンサー
その後、6イニングまで投げた常廣は、合計7つの三振を奪うナイスピッチング。6度目の先発で初めて無失点の先発登板だったということで、プロ入り初勝利を挙げました。

常廣羽也斗 6回 球数81 被安打1 奪三振7 与四球2

一方、打線ですが、常廣と同級生・同学年にあたりますルーキー・佐藤啓介 。2回でした。初球を振り抜くと、打球はぐんぐん伸びてライト芝生席へホームラン。これが7試合ぶりのヒットだったんですけれども、なにかきっかけになるような…

天谷宗一郎 さん
そうですね。いい思い切りでした。

8月はなんと4割超え。11日も3打数3安打1打点の大活躍でした。1軍でも見てみたいような数字を残しています。

そして、今シーズン、けがをしていて、ちょっとスタートが出遅れていた 曽根海成 。第1打席にツーベースを放つと、2打席目でした。

打球はぐんぐん伸びてライト芝生席へ。このホームラン、なんとホークス時代の2017年以来。通算、ファームで2本目、カープ移籍後初めてのホームランでした。

天谷宗一郎 さん
いやあ、すばらしい。かみしめるように走っていましたね。

石田充 アナウンサー
いろんな選手たちが刺激を与え合いながら首位をキープしていると。2軍も気になる選手が多かったです。

天谷宗一郎 さん
11日でいえば、中村奨成 選手が1軍に上がって即、スタメンに使われているわけですから。刺激になっていると思うんです。

石田充 アナウンサー
カープは今、9連戦の真っただ中…

天谷宗一郎 さ
一番しんどいところだと思うんです。ましてやドームからマツダスタジアムへ、暑さっていうのもありますから。首位でいい流れなのは間違いないですから。カープらしい野球を見たいなと思います。

石田充 アナウンサー
なかなか優勝を知らない選手もことしは多く1軍にいるわけなんですけれども、ただ新井カープ、本当にいろんな戦力が一つ、まさに家族になっていますから。

天谷宗一郎 さん
そうですね。今、この時期に2軍から上がってくるのって、すごく勇気がいると思うんです。すぐに起用されて活躍するわけですから。本当に家族一丸で戦っているのがわかります。

石田充 アナウンサー
9連戦のラストゲーム、14日(水)の試合は「RCCピースナイター」です。8月6日(広島・原爆の日)に近いホームゲームがピースナイターになるんですけれども、ぜひ、また野球ができる感謝もグラウンドで見せながら、いい戦いを繰り広げてほしいと思います。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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