パリ五輪バドミントン女子ダブルスに出場した北都銀行(秋田市)の永原和可那選手と松本麻佑選手の「ナガマツ」ペアが15日、佐竹敬久知事を表敬訪問した。1次リーグで敗退したが、2人は「支えてくれたみなさんの応援に、感謝の気持ちでいっぱいです」と口をそろえた。

 2大会連続の五輪出場を果たしたナガマツペア。8強だった東京五輪の雪辱を期して臨んだ大会だったが、1次リーグで金メダルをとった中国ペアら強豪がひしめくグループに入り、1勝2敗で決勝トーナメントに進めなかった。

 2人は県庁で多くの人たちに出迎えられ、笑顔がこぼれた。永原選手は「(無観客だった)東京では感じられなかった、たくさんの声援の中でプレーできたのは幸せだった」。松本選手も「結果が出せず、悔しい気持ちはあるが、成長した姿は見せられた。2度も五輪を経験できたことに感謝したい」と話した。佐竹知事は「メダル以上に、県民に元気を与えてくれてありがとうございました」とねぎらった。

 競技以外でも五輪の雰囲気を満喫したようだ。「選手村で焼きたてのフランスパンが食べられ、すごくおいしかった」と永原選手。松本選手は「(選手村などで)他競技のスター選手をたくさん見かけ、五輪を体感できた」という。

 ナガマツペアは、20日に横浜市で開幕するジャパンオープンに出場する。2人は今後について、「2人でしっかり考えているところ。結論が出たら、みなさんにお伝えしたい」と話した。(滝沢隆史)

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