■第106回全国高校野球選手権記念大会 第10日 3回戦 滋賀学園 6-2 霞ヶ浦(16日・甲子園球場)
滋賀学園(滋賀)が霞ヶ浦(茨城)に勝利し夏の甲子園で初のベスト8進出を決めた。試合は1回表、4番・岡田幸大(3年)の適時打で先制。その後も猛攻止まらず13安打6得点とリードを広げた。投げては先発・脇本耀士(3年)、2番手で登板した土田悠貴(2年)の継投で守り切った。
15年ぶり2回目の出場となった滋賀学園は開幕戦となった1回戦で有田工(佐賀)と対戦。4-4の同点で迎えた8回満塁のチャンスで杉本晴基(3年)、國仲優星(3年)の適時打が相手失策を誘うなど4点を奪い勝ち越し勝利。続く2回戦では花巻東(岩手)と対戦し14安打と打線好調で5得点を奪うと、先発したエース右腕・脇本が9回無失点の完封で3回戦へ駒を進めた。
打線は1回表、霞ヶ浦の先発・市村才樹(2年)に対し1死走者無しから2番・國仲が中安打を放つとその後2死一塁とし迎えた4番・岡田にライトへの適時三塁打が飛び出し1点を先制した。
1点の援護をもらった先発の脇本は1回裏を三者凡退に抑える立ち上がり。追加点の欲しい打線は3回表に1番・多胡大将(3年)がショートへの内野安打、3番・岩井天史(3年)が右安打で出塁すると4番・岡田にファーストへの内野安打が飛び出し2点目。さらに5番・仲田隆玖(3年)の左犠飛で3点目を加え試合の主導権を握った。
中盤に入り4回表にも2死二塁から2番・國仲のライトへの適時打で4ー0と突き放すとリードをもらった脇本は走者を背負うも無失点に凌ぐ好投を披露。
打線の猛攻は止まらず5回表、先頭の4番・岡田が左二塁打で出塁。ここで霞ヶ浦の2番手・眞仲唯歩(3年)が登板も5番・仲田が送りバントを決め1死三塁から6番・東阪愛琉(3年)、7番・作田健太(3年)の連続適時打が飛び出し6ー0に。
しかし5回裏、脇本は無死一塁と走者を背負うと自身のエラーが続き1点を失った。ここで脇本は降板し2番手・土田がマウンドに上がると後続を抑え反撃を許さず。
試合は後半戦に入り5点リードのまま土田はマウンドに立ち続け9回裏、連打を浴びるなど1点を失うも反撃を許さず後続を抑え試合終了。勝利した滋賀学園が準々決勝進出を決めた。
※写真は滋賀学園・岡田幸大選手
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